子どもたちが寝静まった後の、深夜。
リビングのソファーの下から、
ちらり、と
子どもの靴下が片方、顔をのぞかせていました。
「ああ……また片付けてない。何度も言ってるのに。」
イライラしながら、ぐしゃっとその靴下をひっつかむ。
疲れたな。早く寝たい。
靴下を片手に、洗濯かごのあるバスルーム(ユニットバス)へ。
便器の真向かいにある洗濯かごに、ポイっと靴下を入れようとしたその瞬間、ふと便器が目に入りました。
あ、トイレ行きたい。
そのまま洗濯かごではなく便器のほうへ向き直り、蓋を開けました。
そして、何の迷いもなく、手に持っていた靴下をポイっと便器に放り込み、
続けて、水をジャーっと流しました。
渦を巻く水をぼんやり眺めながら、
「グレーのモコモコしたものが吸い込まれていくなぁ。……ん? なんかいつもと違うな。ん? ん?」
うっわっ!!
気づいたときには、もう遅かった。
靴下はトイレの奥へと消えていきました。
深夜、靴下をトイレに流しました。
そもそも靴下を流すなんて、配管が詰まる危険な行為。
しかも我が家は、セプティックシステム(自家浄化槽)。
ここが詰まれば、家中の排水に影響が出ます。大問題です。
一気に血の気が引きました。
すぐに何度か水を流し、異常がないか確認。
今のところ、靴下が小さかったせいか、特に問題は起きていません。
……ほっ。
落ち着いてから、自分の行動を振り返りました。
なぜ、こんなことをしてしまったのか。
脳のバグ???
- 洗濯物はかごに入れる。
- 用を足すときはトイレの蓋を開ける。
- 便器に何か入れたら水を流す。(トイレ掃除用のペーパーなど含め)
そんな無意識の習慣(条件反射)と、疲れて意識がぼんやりしていた状態が重なり、自分の行動に意識を向けることなく、反射的に動いてしまったのだと思います。
3つの条件反射が交差して、何の疑いもなく、靴下をトイレに流してしまったのだと思います。
私は、たまにこういうことをやらかします。
はたから見れば、理解できない不可解な行動かもしれません。
自分の不可解な行動を通して、どんな不可解な行動にも、そこに至る理由はあるのかもしれないなと改めて思いました。
世の中で起こるさまざまな出来事も、同じなのかもしれません。
それが一般的かどうか、理解できるかどうか、受け入れられるかどうか、
そういう判断は別として、
どんな行動にも、きっと何かしらの理由がある。
そんなことを、あらためて思い返した夜でした。

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