眠気との闘い

私の40数年の人生を通して、悩みベストファイブに鎮座し続ける問題。それは

睡眠・眠気。

眠気との闘いは、記憶にある限り、小学校低学年位から。幼少期から寝起きは悪く、朝起きられず幼稚園を含め学校にはしょっちゅう遅刻。更に、学童期の私は、激しいあらがいがたい授業中の眠気と日々闘っていました。

本当に辛かった。

この眠気との闘いは、大学、社会人、そして現在も続いている。

専門家による診断を受けていないのに自分でいうのははばかられるのですが、私は高確率でADHD(かつてはADDと呼ばれていた、不注意優勢型)だと思います。多分いわゆるグレーゾーン。そう思う理由の一つが、この眠気と睡眠の問題を人生を通して抱えていること。

そもそも私、規則的に、きちんとした時間に眠るということが苦手です。ただ布団に入って寝ようとしても寝付けない。幼少期から、力尽きるまで、眠くなるまで何かをしていないと、眠れないことが多い。

「そんなんだから、授業中に眠くなるんだよ。」とよく言われる。その通りだと思います。一方、しっかり睡眠をとっても、特定の条件下では激しい眠気に襲われて眠ってしまうのです。その場合、もうどうしたらよいのかわらない。

睡眠をしっかりとっても、眠くなってしまう。こうなると自分でも解決方法がわからない。それがずっと眠気についての悩みでした。(現在進行形)

そんな自分をナマケモノだと感じてしまう。実際ナマケモノだと思います。しかし、一度眠気に襲われると、どんなに工夫しても起きていられないことが、眠気の強さが、普通の範囲を超えていると思うのです。

でも、社会の中では、睡眠の悩みがあろうとなかろうと、どうにか睡眠・眠気をコントロールして、規律にそって生きていく必要があるわけです。

そこで、私が幼少期から眠気対策として使っていた方法のいくつかをご紹介します。

*朝の遅刻は幼稚園、授業中の眠気との闘いは小学校2、3年生くらいから始まっています。

小・中学校での授業中の眠気対策

  • 授業中、眠くなったら、机の上の消しゴムや鉛筆をわざと少し遠くに転がるように床に落とす。思った以上に遠くに、なおかつ、わざとらしくなく転がったらラッキー!そして、立ち上がって取りに行く。

    立ち上がり動くことで一時的に目が冷める。

  • 授業中、眠くなったら、恥を忍んでトイレに行きたいと手を挙げる。そしてトイレに行く。(ちなみ本当にトイレに行きたいわけではない。あくまでも目を覚ますため

    この恥ずかしさと緊張感が、良い!恥ずかしさと緊張感、そして実際にトイレに行くという行動で、体を動かすことで目を覚まさせてくれる。
    この方法、トイレに行きたいと手を挙げる恥よりも、授業中に寝てしまい先生に注意されたり、先生や他の生徒から軽蔑のまなざしで見られたり、授業がわからなくなる恐怖よりはましだ、と思える人にはかなり有効。ちなみに、この「トイレに行きたい」は、不自然さを回避するため、一日一回、もしくは数週間に一回くらいしかつかえない技なので、ここぞという時のためにとっておく。

  • 授業中、眠くなったら、不自然ではないタイミングであれば、座席周りの話しかけやすい友達に、「○○借りても良い?」や「ここの問題ってこう?」など、迷惑をかけない範囲の質問をして、会話をすることによって目を覚ます。(ちなみに、本当に借りたいわけでもなければ、何かがわからなくて質問しているわけではない。あくまでも目を覚ますため。)

    座席の周りに気軽に話せる友達がいない場合は難しいが、それでもそこを頑張って、普段話しかけずらいクラスメイトに話しかけることにより、その程よい緊張感でかえって目が覚めることもある。

  • 授業中、眠くなったタイミングで先生に、「○○さん、ここの問題答えて。」や「○○さん、ここ読んで。」の様に、指名される。または、指名してもらえるように自ら先生に必死でアイコンタクトをする。(この方法は完全に意識が飛ぶ前に、実行しなくてはならない。この方法は授業をちゃんと聞いていないと、悲劇になるからだ。)

    先生からの指名は、特に、ボーっとしていて予期しないタイミングでされると、かなりドキッとして、最高に目が覚める。このドキッは脳の覚醒にとても役立つ!!ただし、この方法が有効なのは、授業の内容を理解してる場合、質問に答えられる場合のみ。全くわからない問題や、全く授業を聞いていなタイミングで指名された場合、ただただピンチに陥る。恥ずかしさもこの上ない。

  • 授業中、眠くなったら、自分の手をつねる。

    これはあまり効果はない。何度つねっても、眠くなる。気休め程度の効果はあるかも。

小学校、中学校、高校と同じような授業中の眠気対策をとっていたが、高校くらいからは、小中学校に比べて使える技が少なくなり、もうあらがえず眠ってしまっていた気がする。高校では、授業の内容も難しくなるし、眠ってしまうと授業内容も分からなくなり、そんなこんなで高校の成績は散々だった。

主婦生活の今は、眠気との闘いで大変なのは車の運転。私は物理的に変化のない、じっとしていなくてはいけない状況下に長時間いると、どうしても眠くなってしまう。では、現在、運転中の眠気対策は?というと、

運転中の眠気対策

  • 運転中は好きな音楽をかけ、ひたすら歌い続ける。歌のない、サントラやジャズ、クラシックなどの場合は、ハミングやララララ~♪と歌い続ける。

    この方法、一人で運転している場合は良いが、同乗者がいる場合、いい迷惑だと思うし、そして私自身も恥ずかしくてできない。私の場合、たいてい子供たちを乗せて運転している。しかし、子供たちは小さい頃からこの私の絶え間ない歌唱+運転に慣れているためか、何も言わずに私を歌わせてくれている。ただただ感謝。そんなこともあり、私は友人や誰かを乗せての長距離運転はできれば避けたい、といつも思っている。
    (注)運転中、いつも死ぬほどの眠気に襲われているわけではありません。

できれば運転しなくて良い生活が好ましいが、アメリカに住んでいる以上(多分日本の交通の便の悪いエリアに住んでいる方も同じだと思いますが)、車を運転しないと生活していけない。

左右盲しかり、眠気の問題しかり、だが、私は世の運転を仕事としている方々(バス、タクシーの運転手、長距離トラックのドライバーなどの方々)を心から尊敬する。すごいと思う。

私は、ニュースなどで居眠り運転についてのニュースを聞くと、そのドライバーの人も、もしかしたら何か睡眠の問題を抱えているのでは、と思い、色々と考えてしまう。

睡眠・眠気に関してだけでなく、自分の悩みや困難の理由は色々あっても、それでも、世の中で人に迷惑をかけていいという理由にはならない。だからこそ、解決できない悩みは限界が来る前に、専門家に相談したり、誰かの助けを借りることも必要なのだと思う。

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